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Fate/Zero Vol,3 ―散りゆく者たち―

Fate/Zero Vol,3
-散りゆく者たち-
虚淵玄(ニトロプラス)
B6変型/全324P ¥1,000(税込)

fate/zero 3

切嗣マジ外道!!!!!!

今回はホントこのひと言に尽きる。
なんかもう、この作品に関してはマトモに感想が書けない。
なので、以下箇条書きで雑感を。

・青髭キモカッコイイよ青髭
・バーサーカーがF15で⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン
・「王の軍勢」にはそういう使い方もあるのね!
・雁夜はもっとできる子!(たぶん)
・ランサーかわいそす(´・ω・`)

でも、やっぱり、

切嗣マジ外道!!!!!!

に尽きると思うなあ…。

ちなみに、バーサーカーの真名は今回も明かされなかった。
セイバーへの執着ぶりからして、円卓の騎士のあの人という予想が多いみたいだけど。
今回もバーサーカーの空気の読まなさっぷりはステキだった!
まあ、いちばん空気を読まないのは衛宮・鬼畜王・切嗣だけどな!!!

個人的に雁夜萌えなので、彼にはラフレシア級の大輪の
あだ花を咲かせて散ってほしいものDEATH(ぇ
posted by: アダチアタル | 本の感想 | 10:14 | comments(0) | - | - |

虐殺器官

「好きだの嫌いだの、最初にそう言い出したのは誰なんだろうね。」

(159ページより)

ときメモかよwww

というわけで、円城塔の「Self-Reference ENGINE」に続き、
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション、伊藤計劃の「虐殺器官」です。
あとイニシャルDネタとかもあるけど、中身はいたってハードでシリアス。

9・11以降、先進国の人々はIDタグによって管理されていた。
いっぽう、発展途上国のあいだで内戦や民族虐殺が激増。
その黒幕と目されるのは、謎のアメリカ人「ジョン・ポール」。
アメリカ情報軍のシェパード大尉は彼の影を追うが…
果たしてジョン・ポールの目的とは?
彼が操る「虐殺器官」とは一体?

みたいな内容なんですが、「ことば」がテーマになっているために、
けっこうメタっぽいというか、説教くさいというか。
しかし、この徹頭徹尾救いのないエピローグはなかなか良いですね。
ジョン・ポールの真の目的にもおどろかされたし、
それを知ったあと、主人公(シェパード)が取った行動がこれまた圧巻。
ネタバレになるのであまりくわしくは書けないけど、
読み終わったあと、

しょせんこの世は弱肉強食

志々雄真実はじまったな


と思いましたとさ。

「決断主義」だかなんだか知らんけど、
そんなものは、とっくの昔に志々雄様が通った道なんだぜ。


…と、このままいくと、本書の内容と関係なく
「るろ剣」の話をしてしまいそうなので、このへんで自重。

ゲーム理論つながりで「ライアーゲーム」なんかと絡めて語るのも
おもしろいかもしれないけど、そういうめんどくさいことは他人まかせ(ぉ
posted by: アダチアタル | 本の感想 | 03:57 | comments(0) | - | - |