もしシュージンがあと2日で
ネームを作ってこなかったら
僕はもう
一人でマンガを描く!の巻
ついに来たこの展開。
サイコーとシュージンの
ホモソーシャル的な
濃密な関係性(
「友情」)のあいだに、
みよきちという「異分子」が入ると、
まあ、こうなっていかざるをえないよなあ、というお話。
これはバクマンだけじゃなく、ほかのマンガでもいえることで、
男の子どうしのバトルが激化していくと同時に、
「ヒロイン格」の女の子の影がどんどん薄くなっていく、
という現象が、ジャンプではまま見受けられる。(ヒカ碁、テニプリetc...)
このヒロイン排除のメカニズムが、逆に
「801」というたくましい乙女のサガ
を生み出した一因だと思うのだが、
この話題はひとまずおいといて……
みよきちはこの排除のメカニズムをものともせず、
存在感を示しつづけており、
むしろコンビの関係性に
深く介入するかたちになっていると思う。
見吉……大した奴だ……
(それゆえに、みよきちのことを「ウザイ」
と感じるひとも、当然いるだろうけど)
その意味では、あずきんのほうが
より
クラシックなジャンプヒロインといえる。
そうすると、あずきんはこのままフェイドアウトしてしまう
運命にあるはずなのだが、その「失敗例」は
もうおじさんがやってしまっているので、
よもやサイコーがその二の轍を踏むことはないはず……
なのだが、かなりヤバイところまでは
おじさんと同じあやまちを繰り返してしまう予感。
みよきちの介入による
サイコーとシュージンのすれ違いは、
今回すでに解決できそうな伏線がはられているので、
今後もっと深刻になっていくのは
サイコーとあずきんのすれ違いのほうだろうなあ。
サイコーは恋と漫画を両立できるのか……
そして、排除のメカニズムを超えて
岩瀬さんよ、よみがえれッ!!!(ぇ