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新潮 2009年 01月号 [雑誌]

佐藤友哉「デンデラ」

これって「スカイ・クロラ」ですよね?
パクリとかそういう意味じゃなくて、構造的に。
「羆」=「ティーチャー」とすると、
ラストで主人公の斎藤カユがとる行動も、
「スカイ・クロラ」(映画版のほう)の
ラストで主人公のユーヒチがとる行動とダブる。

読後に感じる「これってじつはなんの解決にも
なってないんじゃないの?」感もスカイ・クロラ
と通じるものがある。死んでどうする、みたいな。

しかし、裏を返せば、押井守が原作を改変してまで
あのラストを描いたように、ユヤたんもこのラスト
をえらぶことでしかこの作品を終わらせられなかった
んだろうなあ、という気はする。すなわち、

「主人公が不条理な〈システム〉に特攻して死ぬ」

という、ある意味投げっぱなしな結末によって。
〈システム〉に「殉死」するくらいなら「特攻」せよ、
ってことなんだろうか。俺(主人公)はこれだけ
やっとから、あとはおまえらがバトンを受け取れよ、
ってことなんだろうか。両作品ともに、どうにもすっきりしない、
もやもやが残る結末なんだけど、そのもやもやを
解き明かしていくのが、われわれ読者の役目……
と考えるのは、あまりにお人よしすぎるような。

JUGEMテーマ:読書
posted by: アダチアタル | 本の感想 | 18:57 | comments(0) | - | - |

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