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かんなぎ 第十一幕 「でも、あやふや」感想――「神様の自分探し」のこと

前回に引き続き、『うる星やつら』でいうところの
「君去りし後」を引き伸ばしたような話だなあ、と
いう感じで、正直微妙な印象だったのですが、ふと、
これは別の見方もできるエピソードだと気づきました。

うがった見方をすると、この一連の「神様の自分探し」は、
ヒロインが、自分はオリジナルではなくて
コピーに過ぎないのではないかと苦悩する話

というふうにも見れるんじゃないか、ということです。

ナギ様は、仁くんが木彫りの像を作ることで顕現した、
神様のコピー(二次創作)です。ナギ様の「自分探し」の
苦悩は、じつのところそこに由来しているように思えます。
ナギ様にとって、上位人格は文字どおり「神」であり
「オリジナル」である。本来ならばナギ様は「穢れを祓う
ために現代に顕現した美少女産土神!」
的な設定をベタに
引き受けても、なんら問題なかったはずです。しかし、
ナギ様にとっては「穢れを祓う」という行為さえも、
魔法少女モノのパロディとしてしか認識できない。
それは、自分がしょせんは誰か(神)のコピーであり、
オリジナルではない、という自覚からくる苛立ちが
関係しているように思えてなりません。だからこそ、
ナギ様は、仁の「おまえは何者だ」という問いに逆上する。
それこそが、ナギ様のいちばん触れられたくない
コンプレックスにほかならないからです。

さらにうがった見方をすると、これは長いあいだ
二次創作の描き手として活躍してきた原作者・武梨えり先生
の、「果たして自分にオリジナルのヒロインを顕現
させうるのか」
という葛藤の軌跡のようにも思えます。
ナギ様は正真正銘、武梨えり先生が生み出したオリジナルの
ヒロインでありながら、どこか上位人格(神、オリジナル)
に引け目を感じているふしがある。その対比として、
ベタに「アイドル」を引き受けた、ざんげちゃんという
キャラクターが配置されているのだと思います。

ナギ様は、おそらく、アニメにおける最終話で
ようやく長い「自分探し」の旅を終え、名実ともに
「ヒロイン」になることができるのではないでしょうか。
あの(仁によるカスタマイズを経た)魔法のステッキ
というバトン
が、仁の手からナギ様の手に
わたるとき、ナギ様は真の顕現を果たすのです。(たぶん)



JUGEMテーマ:漫画/アニメ
posted by: アダチアタル | アニメ | 17:23 | comments(0) | - | - |

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