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AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4)

ビンビンきてるよ、
おれのウラハラ・センサーが!


というわけで、いまさらながら「AURA」を読んだわけですが。
まずウラハラ・センサーについて説明すると…
「BLEACH」における浦原喜助ポジション
すなわち、表向きは主人公サイドに組していながらも、
飄々として、腹に一物も二物も抱えており、
なおかつ、敵味方問わず絶大な影響力を持っているタイプ…
そういうキャラクターに対しておれは、
反抗心を抱くとともに、どこか無視できない関心を寄せてしまう。
つまり、なかば無意識にウラハラ・センサーが働くのです。
たぶん、エディプス・コンプレックスの一種だと思うんだけど…

で、「AURA」における浦原ポジションは誰かというと、
もう読まれた方はおわかりかと思いますが、
そうです。「どりせん」です。
どりせんのウラハラ指数はマジでハンパない。
ものすごいデウスエクスマキナっぷりを発揮している。
主人公はしょせん、どりせんというお釈迦様の手の中で
戯れているサルに過ぎないんじゃないかと思えるくらい。
こいつは、ともすれば「イリヤの空」の榎本たりえる
キャラクターなんじゃなかろうか。
実際、どりせんがレディス佐藤にメンズ佐藤をあてがうのは、
「イリヤ」における「子犬作戦」以外のなにものでもない。

なので、前評判からして邪気眼経験者には
読むのがつらい作品とはきいていたけど、
どりせんが作中において榎本のように罰せられればビター
罰せられなければマイルド、という基準で読み進めていたら、
マイルドどころかダダ甘状態だったのでちょっとおどろきました。

最後の最後で、どりせんが邪気眼の大先輩であることを
カミングアウトし、主人公たちのクラスに
邪気眼が多いのも、彼が権力を行使して、
そういう生徒ばかりを集めていたからだという…
正直、ここまで「干渉」してくる
キャラクターだとは、思ってもみなかった。

おれはここに、妙に引っかかった。
たとえるなら「フルメタ」で、岩清水が
宗介のかわりにアマルガムを
壊滅させちゃいました、みたいな。
あるいは「イリヤ」で、水前寺が
「北」の脅威を退けました、みたいな。

これは、そのような「越権行為」なんじゃなかろうか…

ラストでヒロインがせっかく「猊當稔瓩里笋衒、おしえて」
決意して終わるのに、それもけっきょくは、どりせんという
普通じゃない存在の、得体の知れない権力の庇護のもとにある。
ここらへんが、読後感がすっきりしない要因のひとつかもしれません。

とはいえ、ビターな展開を想像し出すと、
どりせんも子鳩さんも清水も久米もみんなグル
みたいな救いもなにもあったもんじゃない
悲惨な話にしかならなくなるので、たぶんこれが
いちばん適切な落としどころだったんだと思います。
でも、おれ、どりせんが担任のクラスはいやだなあ…

JUGEMテーマ:読書
posted by: アダチアタル | 本の感想 | 22:22 | comments(0) | - | - |

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