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2009.07.31 Friday
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ガフの部屋はからっぽじゃなかった。
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ヱヴァ「破」を観てきました。JUGEMテーマ:漫画/アニメ
※ネタバレを含みます
「序」のころからループ説はささやかれていたけど、
今回「赤い海を青にもどす」というかたちで
けっこうベタにそれが提示されている。
あくまで「ループ」じゃなくて「パラレル」
という可能性も否定できないけど…
それにしても、今回の綾波さんはほとんど別人。
クライマックスでシンジくんから
「この私」という固有性も保証され、
テレビ版の養殖綾波というトラウマも、
メタレベルで抹消されている…かに見える。
(次回予告を見る限りでは、まだ定かではない)
ある意味、テレビ版の「二人目」の綾波さんが
感情を獲得したまま生き延びたパターンにも思えるが、
しかし、シンジくんとゲンドウの仲を取り持つために
食事会を開こうと画策したり、手を傷だらけにして
料理の練習をしたり、しまいには「ぽかぽか」発言と、
今回の綾波さんの変貌ぶりは、シンジくんが
「笑えばいいと思うよ」でフラグを立てたからとか
そういう卑小なレベルでは到底ない。
「エンドレスエイト」の長門さんじゃないけれども、
今回の綾波さんは、旧版の記憶を引き継いだまま
バッドエンドを回避するために
ひとり奔走しているかに見えてしょうがない。
(旧版を「バッドエンド」と言い切るには抵抗があるが。
旧版とは「別の可能性」を模索している、といった感じか)
その点では、やっぱりループ説を採用したい欲望にかられる。
そうでないと「この綾波は、俺の知ってる綾波じゃない!」
という気持ちになってしまうから…
どうも旧版への思い入れが強いせいか、
旧版のよくも悪くも「とんがった部分」を丸くするために、
綾波さんの「キャラクター」が生贄にされたみたいで、
どうも居心地の悪い思いがしました。そういう意味では、
シンジくんのキャラクターもかなり変貌してるけど…
そして、あいかわらずマダオなゲンドウ。
批評家の福嶋亮大氏がこちらで指摘されているように、
「エンドレスエイト」では、視聴者は、ループを繰り返している
「長門視点から見た世界」を共有することになり、
そのぶんループの構造がクリアに見えている
(からこそイライラさせられる)わけだけど、
仮に今回のヱヴァがループだとしても、
視点はあくまでシンジくんに設定されているため、
綾波さんのキャラクターが旧版から変貌した
真の理由を、視聴者がうかがい知ることはできない。
よって、やきもきさせられる(…のは僕だけですか?)
まあ、ループに見えたりパラレルに見えたりする部分は、
うまいことごまかしたまま完結しそうな気もしますが、
そんなことは関係なく、次回の「Q」が楽しみです。
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2009.01.26 Monday
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今週のダブルオーのこと
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今回のブシドーとせっちゃんのやりとりは、
ターンエーのギンガナムとロランの、
「純粋に戦いを楽しむ者こそっ!!」
「自分を捨てて戦える者にはっ!!」
のやりとりを彷彿とさせたなあ。
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2008.12.28 Sunday
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ナギ、心の向こうに
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原作でどうだったかはともかく、これは意識していないはずないよなあ。
だから現国の授業で「こころ」をやってたのか?というのは、
さすがにうがちすぎか。高校の現国で「こころ」は定番だからなあ。
「殉死」(首吊り)のモチーフでつながってないこともないけど、
(K、先生、そして島本ボイスのおばあちゃん)これもこじつけすぎだな。
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2008.12.21 Sunday
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かんなぎ 第十一幕 「でも、あやふや」感想――「神様の自分探し」のこと
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前回に引き続き、『うる星やつら』でいうところの
「君去りし後」を引き伸ばしたような話だなあ、と
いう感じで、正直微妙な印象だったのですが、ふと、
これは別の見方もできるエピソードだと気づきました。
うがった見方をすると、この一連の「神様の自分探し」は、
ヒロインが、自分はオリジナルではなくて
コピーに過ぎないのではないかと苦悩する話
というふうにも見れるんじゃないか、ということです。
ナギ様は、仁くんが木彫りの像を作ることで顕現した、
神様のコピー(二次創作)です。ナギ様の「自分探し」の
苦悩は、じつのところそこに由来しているように思えます。
ナギ様にとって、上位人格は文字どおり「神」であり
「オリジナル」である。本来ならばナギ様は「穢れを祓う
ために現代に顕現した美少女産土神!」的な設定をベタに
引き受けても、なんら問題なかったはずです。しかし、
ナギ様にとっては「穢れを祓う」という行為さえも、
魔法少女モノのパロディとしてしか認識できない。
それは、自分がしょせんは誰か(神)のコピーであり、
オリジナルではない、という自覚からくる苛立ちが
関係しているように思えてなりません。だからこそ、
ナギ様は、仁の「おまえは何者だ」という問いに逆上する。
それこそが、ナギ様のいちばん触れられたくない
コンプレックスにほかならないからです。
さらにうがった見方をすると、これは長いあいだ
二次創作の描き手として活躍してきた原作者・武梨えり先生
の、「果たして自分にオリジナルのヒロインを顕現
させうるのか」という葛藤の軌跡のようにも思えます。
ナギ様は正真正銘、武梨えり先生が生み出したオリジナルの
ヒロインでありながら、どこか上位人格(神、オリジナル)
に引け目を感じているふしがある。その対比として、
ベタに「アイドル」を引き受けた、ざんげちゃんという
キャラクターが配置されているのだと思います。
ナギ様は、おそらく、アニメにおける最終話で
ようやく長い「自分探し」の旅を終え、名実ともに
「ヒロイン」になることができるのではないでしょうか。
あの(仁によるカスタマイズを経た)魔法のステッキ
というバトンが、仁の手からナギ様の手に
わたるとき、ナギ様は真の顕現を果たすのです。(たぶん)
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2008.12.07 Sunday
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アニメ「かんなぎ」は
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すごくクオリティの高い動画のついたドラマCDみたいだと思った。
というか、オープニングでナギ様をアイドルに仕立て上げたり、
オフィシャルでナギ様ファンクラブつくったりして、ナギを中心に
物語を展開していくのかと思ったら、どう見てもこのアニメの主軸は
仁とつぐみと大鉄の三角関係じゃんw
いや、それはそれでおもしろいから別にかまわないんだが……
ストーリーレベルでハブられてるナギ様かわいそうです(´;ω;`)ブワッ
つぐみや大鉄は中学時代の仁を知っていおり、
最終回は仁の過去でオチをつけるみたいなので、
「仁とつぐみと大鉄の三角関係」というのも、
あながち冗談では済まされないんだよなあ。
おれはつぐみも大鉄もどっちも好きだからいいけどね!
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2008.11.09 Sunday
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岡崎朋也死亡説
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「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」第6話「ずっとあなたのそばに」
を観ていて、これはたぶん、当初は賀津紀じゃなくて、
朋也自身がじつは死んでいた
って話をやりたかったんじゃないかなあ、という印象を強く受けた。
そこで、ちょっと調べてみたところ、
「電撃姫7月号/総力特集 『CLANNAD』インタビューFINAL」
の記事に行き当たった。(「basicchannel」様からの孫引きです)
――美佐枝さんの個別シナリオは、時間が過去に戻るというのが、
これを読むと、やっぱりそうだったんじゃないかと思えてくる。
面白いんですよね。
麻枝:当初はそんなこと、ぜんぜん考えてなかったんですけどね。
じつは美佐枝さんと有紀寧と芽衣は、涼元さんの担当だったんですよ。
それが途中で、涼元さんがスランプに陥って書けなくなってしまったので、
ほかのライターが引き継いで、新しく物語を作り直したんです。
――そうだったんですか。
麻枝:それで美佐枝さんに関しては、
涼元さんが発注したイベントCGだけがあって、
僕がそれをどう使おうかと頭を悩ませたあげくに、
トリッキーな形でひねり出したのが、今の話なんです。
過去のお話にしたのは、主人公だと話がうまくまとまらなっかったので、
別の男性キャラとの話にしたかっただけなんですが、
結果的に芳野や公子を物語に絡めることもできたし、
自分でもうまくいったと思っています。
涼元悠一氏のギャルゲー(key的な世界観?)への屈折した感情は、
「planetalian」などをやっているとビンビン伝わってくる。
だから、主人公自身が死んでいるというシナリオを涼元氏が書く、
というのは、いかにもありそうな話だと思うのだが、ただ、
やっぱり、そんな話はkey的にNGなのは目に見えており、
(とうぜんアニメ化だって無理だろうし)
その後、涼元氏がkeyから離れた事実を含めて、すごく
複雑な心境にならざるを得ない。(もちろん、勝手な憶測ですが)
そして、どんなシナリオだろうが魔法のようにkey色に染め直してしまう
麻枝准氏のRewrite能力の高さに、あらためて戦慄せざるを得ない。
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2008.11.06 Thursday
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世界三大恥ずかしい告白シーン
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なんか聞き覚えがある声だと思ったら、
「とらドラ!」の北村くんは
「キングゲイナーの」ゲイナーくんの声優、
野島裕史さんではないか。
というわけで、
これを使った北村くんMAD、
誰かつくってくれないもんじゃろうか。
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2008.10.21 Tuesday
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かんなぎ 第3話「スクールの女神」感想
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「『妄想ノオト』でも絶賛されていた」クソワロタwww
妄想ノオトってのは、むかしヤマカンこと山本寛監督が
ネット上で書いてたコラムみたいなものなんだけど、
いまじゃ絶対に書けないような過激な内容が多分にふくまれていた。
ほかのアニメ監督をメッタ斬りにしてたりとか。
ジ○リの鈴木Pをボロクソにけなしてたりとか。
だからこれは一種の自虐ネタみたいなものなんだけど、
(「自意識過剰なアキバ系」の秋葉くんが援用する点で)
これは脚本の倉田英之が仕込んだものかな?
ヤマカン本人の仕込みなら「その域に達していない」以上に
高度な自虐だと思うのだが、さすがにそれはないか。
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